2016/03/6
混合ワクチン(狂犬病予防ワクチンは入っていません)といえば毎年接種している方も多いと思いますが、このたび新しい接種の仕方が世界小動物獣医師会(WSAVA)より発表されました。
とは言え、2007年からあるものなのですが、数年ごとに改訂され今回2015年版が発表されたものなのです。
2016/02/23
10年前は飼育されているワンちゃんの方がネコちゃんより圧倒的な多さでしたが、最近では、両者のそれはほぼ互角、もしくはネコちゃんの方が多いとする統計も出てきました。
ネコちゃんがより多くの方々に可愛がられるようになったためと思われます。ネコちゃんの方が少し長生きですしね。ですから17歳、18歳のネコちゃんも多くいらっしゃいます。
長く一緒にいるとそれだけ、愛着がわき「1日でも一緒にいたい」と言われる方が増えています。
2015/12/17
子宮蓄膿症という病気は中高齢のメスのワンちゃんにしばしば起こる病気です。文字通り子宮に膿がたまる病気です。
症状は激しく、元気食欲消失、嘔吐下痢、腎不全等が多く数日の治療の遅れが命取りになってしまいます。今回来院されたAさんは、いち早くワンちゃんの異常に気づきました。「いつもと同じ量を食べるけど、食べる勢いがない」という程度でした。この時の気候は不安定で、体調的にそういうことがあってもおかしくはありません。しかし「おかしい」と思ったAさんは来院されたのでした。結果は子宮蓄膿症。手術してみると子宮は膿でパンパンでした。数日遅れたら子宮に穴が空いて腹膜炎を起こすかもしれなかったです。早期に異常を発見することはいかに大切なことか、改めて感じます。
(子宮の一部です。中に膿が溜まっています。)
2015/11/6
中高年のワンちゃんネコちゃんには、皮膚表面にイボが良くできます。手で体を撫でていると指によく引っ掛かり結構気になるものです。見た目も良くないですね。しかし、命を左右するものでもないし(あくまで良性のイボだった時の話です…)あえて麻酔を掛けてまで取りたくないのが人情。
そこで、当院ではイボを凍結させて取る治療を始めました。3mmくらいのイボでは日にちを開けて、2-3回の凍結で消失します。入院も、お預かりも、麻酔もしません。診察のその場で行います。すぐ終わります。(費用もそんなに高くはないと思うのですが……。お問い合わせ下さい)イボを凍結させた時のワンちゃんネコちゃんの気持ちは「少し、冷た痛い?」といったところでしょうか? 大きい物は回数を重ねないと取れませんので何事も小さいうちに治療したほうが良いです。