去る、2月22日に稲城第三小学校にて2年生対象にウサギの授業を行いました。
体の特徴や習性、飼い方・世話の方法、病気になったときの見方等、1時限を使ってお話ししました。
写真の冊子はそれに対する、2年生ひとり一人の感謝の気持ちやウサギの能力に対する驚きが綴られています。
第三小学校では、モカちゃん、ラテちゃんという二匹のウサギを飼っていて、この時期人権授業の一コマとして、社会人講師として呼ばれ毎年実施させていただいています。これは獣医師会の社会事業の一つなのですが、他の小学校でも行っています。
この授業では最後に本物の聴診器を使って、ウサギの心臓の音を全員に聴いてもらっています。そのときの子供たちの顔といったら・・・ みんな一様に「驚いたような?何かに感動したような?」表情になります。
私などはこの顔を見たいがためにこの活動をしているようなものです。動物の心臓の音は何か特別な力を持っているような気がします。
また、ウサギを世話をする意味ですが、ウサギは動物界では弱者に入る動物です。野生の中では逃げることで生き延びてきました。児童にはウサギの立場に立って優しい気持ちで世話をするようにお願いしています。このことがきっかけとなって、弱者の気持ちがわかる人になるのではないかと期待しています。
ウサギの世話をする上で最も大事なことの一つに、休日や長期休暇の間の餌遣りがあります。幸い第三小学校では父母の方が大変協力的で、餌遣りのみならず、巣箱を作ってくださったり、冬には小屋にビニールシートを巻いて寒さから守って下さったりと重要なこともして下さいます。この場を借りて御礼申し上げます。